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2014年4月11日 (金)

第4回 周年幹事会を開催

 2014年3月7日(金)、周年幹事会が学士会館で開催されました。2009年4月に紙上開催された幹事会で導入された周年幹事制度(詳細は下記参照)にもとづき、本年、周年幹事に該当する方を招集したほか、昨年周年幹事に該当された方、並びに本年卒業55、45、35周年という具合に5の奇数倍の幹事の方にもご案内状を出しました。 出席者からは、同期のまとまり、同期会の開催状況等について報告があり、また同窓会入会者・総会出席者の増加策について、および同窓会活性化の見地から活発な意見が出されました。主なご意見等は以下のとおりです。

  • 「期」のまとまり具合や同期会の開催などは、同期生の個性や主任教授との結びつき、世話役の有無などにより、「期」によってバラバラ。
    卒業以来一度も全員で集まった事のない「期」もあれば、気の合う人たちだけで集まっている「期」もある。同期で集まらなくてもSNSで繋がりを保っている若い世代もある。
  • また、在校生と卒業後間もない数期の卒業生が集まるというイベントも開催されており、上下の繋がりの大切さは意識されていると感じられる。
  • 卒業生に占める女性の割合が高くなってきており、育児中の女性でも出席できるような環境整備など、引き続き女性会員に魅力のある同窓会や総会のあり方を考えていくことが重要。
  • 教わった先生に総会・懇親会で会えるというのはインセンティブになるのではないか。会員の如何を問わず、教員の方々に出席を依頼することを検討してはどうか。
  • 次回総会ではfacebook Japan 社長の岩下充志氏(39期)に講演をお願いしているが、若い会員の多数参加が期待できるのではないか。
  • 昨年は、5月初めに総会出席予定者名を未返信者、欠席通知者にメール配信し、出席を促した。このような方法で出席するケースもあろうが、事前に出席者が分かるとサプライズがなくなる逆効果も指摘された。

 頂戴したご意見やご要望は今後の同窓会活動に活かしていくように努めたいと思っております。

(総務部)

周年幹事制度における周年幹事の活動とは次のようなものです。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

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2013年度最優秀卒論賞を授与

(第62期 新卒業生の皆さん)
(第62期 新卒業生の皆さん)
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2010年の定例総会で在学生に対し「奨学金」を授与することを決定し、 これに基づき過去3回、「最優秀卒論賞」の形で実施しておりますが、 今年もこれまでと同様、第4回目の「最優秀卒論賞」を授与しました。 今後ともこの「奨学金」が在学生にとって少しでも励みになることを願っています。



卒業論文審査について 橋川健竜(教養学部准教授)

アメリカ科では英語による卒業論文は必修であり、 また学生にとっては駒場での勉学の集大成でもあります。 今年の卒業論文提出者は5名で、2月初旬に教員、 4年生および下級生が参加して、口述審査会が行われました。 今年は特に優秀な論文1本に最優秀卒論賞を授与することになり、 同窓会のご厚意により昨年に引き続いて奨学金も授与することができました。 卒業生の皆様のご配慮に、改めて感謝申し上げます。
 以下は最優秀卒論賞を受賞した鎌田皐綾さんによるお礼の言葉と論文要旨です。
鎌田 皐綾(かまた さあや)

この度は、最優秀卒業論文賞をいただきまして、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に、心より御礼申し上げます。 このような栄誉ある賞をいただけましたことを大変光栄に思いますと同時に、 大学院でも研究を続けていく身としまして、大変励みとなりました。 今後も一層精進して参りたいと思います。
Changing Attitudes toward Latino Immigrants in California: Proposition 187 and Its Aftermath
(カリフォルニアにおけるラティーノ移民に対する態度の変化――住民提案187号とその後――)

 1994年、カリフォルニア議会で不法移民に対する州の医療、 教育等を含む公共サービスの禁止等を内容とする住民提案187号が可決され、 住民投票でも過半数の支持を得た。 ラテンアメリカからの不法移民を標的とするこの提案を推進したのは、 オレンジ郡に住む反ラティーノ移民活動家と、同州共和党、 特に当時の州知事ピート・ウィルソンだった。 同案には連邦の法・政策に反する内容があり、直ちに裁判所により施行が差し止められ、 最終的に連邦最高裁判所でも違憲とされ、施行に至らなかった。 しかしその後も同州では、州内でアファーマティブ・アクションを廃止する住民提案209号(1996年)、 州の公立学校における二言語教育の廃止を図る住民提案227号(1998年)、 と二つの反ラティーノ移民的な法案が通った。
 1990年代の反ラティーノ感情・運動の高まりには要因が複数あった。 ラティーノ移民の大幅な増加による急激な人口構成の変化は、 多数派であった白人の危機感を煽った。 そして同州は第二次世界大戦期の経済好況以来、 初の深刻な長期不況に陥っていて、産業のリストラクチャリングも進んでいた。 住民の不満は高まり、ウィルソン知事が州の財政問題の矛先をラティーノ移民に向け、 政治化したことで、反ラティーノ移民感情が一気に高まったのである。
 しかしその後1998年からの好況の中、住民はラティーノ移民が州の財政的負担ではなく経済的貢献をしており、 また懲罰的な政策だけでは根本的な解決にならないことを悟り始めた。 その後は州財政が悪化しても、経済が不調でも、反ラティーノ的な運動は大きな力をもたなくなった。 また住民提案187号に危機感を覚えたラティーノ移民が数多く有権者登録し、 市民権も得るようになり、かつラティーノ政治家が増えたことも重要である。 共和党を含め同州政治家は、政治力を高めたラティーノを無視できなくなっていて、 州知事は近年、包括的な移民政策の重要性を強調している。
 住民提案187号以後、連邦政府は米墨の国境警備強化など厳しい移民政策をとる傾向にあり、 不法移民に大規模に合法的移民の地位を付与するアムネスティも実現していない。 だがカリフォルニア州は、強烈な反ラティーノ移民の感情・運動からむしろ急速に脱却してきており、 現在では、不法移民への運転免許取得の許可や、移民学生への高等教育学費補助など、 変化している地域の状況に対応すべく現実的・実践的な政策が実施されている。 ラティーノ移民が国内で最も多く居住し、全国の人口構成の変動に先駆けているカリフォルニアは、 ラティーノ移民に対する向き合い方を合衆国全体に問いかける役割を果たしているのではないか。

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2013年12月17日 (火)

第14回アメリカ科同窓会ゴルフ ~降雨のためコンペは流れるも懇親会が盛り上がる~

 10月20日泉カントリー倶楽部、13名全員がレストランに勢揃いしてスタートを待ち構えましたが、 前日の天気予報を裏切りゴルフ場の雨足は強くなる気配でありましたので、その場で決が採られ コンペは中止となりました。 茨城の日本オープン、千葉の富士通レディースの両方とも強雨のため サスペンド・中止となりましたことを斟酌しますと穏当な決断ではなかったかと思われます。

 折角のお集まりでありましたので倶楽部の特別室を借り、 9時から12時までたっぷり時間をかけて懇親会を行うことができました。 年長の方から順に近況報告やよもやま話をいただきました。 出席者のほとんどがビジネスの第一線から身を引いておられ、 話題の中心はやはり知られざる中屋先生の遺徳を偲ぶ形の思い出話でありました。 なかには今まで聞いたことのないマル秘話の開陳もあり興味の尽きない懇話会の様相を呈しました。 久保田さん(第10期)から「今ではいろいろな大学でリベラルアーツ(教養)教育を強化する動きが出ているが、 東大教養学科こそその先覚者であり、アメリカ科はパイオニアの役割を担ってきたのである。 その歴史的意義を主任教授であった中屋健弌先生の遺徳をしのびながら記録に留めおく必要があるのではないか。 同窓生のご協力をいただきたい。」との発言があり、大方の賛同が寄せられました。

 多くの方々から趣味の世界も含め現在専念されていることごとにつき説明をいただき一同興味深く拝聴しました。 就中、岩崎さん(第15期)がここ3年かかって習得されたという防御的古武術の実演は 感嘆の拍手を呼ぶに足る見事なものでありました。

 次回第15回コンペは2014年5月24日(土)(泉カントリー倶楽部)を予定しております。 新入会員大歓迎いたします。ふるってご参加ください。

(アメリカ科同窓会ゴルフ委員会)

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2013年8月 8日 (木)

第13回アメリカ科同窓会ゴルフ

 5月26日(日)薄曇り、ほぼ無風の好コンディションの下、 泉カントリー倶楽部に於いて、第13回アメリカ科同窓会ゴルフコンペが12人の参加を得て開催されました。

 第1期の矢野岳さんがスタートからフェアウェイ中央に180ヤードのライナーショットを放ち、 ギャラリーの喝采を浴び、その後堅実なゲーム運びを重ね、見事優勝の栄誉に輝きました。 前夜ギックリ腰の一撃に見舞われたばかりの第11期鶴田さんは重度の腰痛を押しての出場、 力みがすっかり抜けてベスグロ賞を獲得しました。

 成績は以下のとおりです。

優         勝 矢野岳さん(第1期 ネット 72.8)
準    優    勝 蓑原敬さん(第6期 ネット 74.6)
第    3    位 伊原総三郎さん(第2期 ネット 76.0)
ラ ッ キ ー セ ブ ン 賞 小松健男さん(第2期 ネット 78.0)
ブ  ー  ビ  ー  賞 河村一雄さん(第13期 ネット 80.2)
グランドシニア部門優勝 矢野岳さん (スコアーは「優勝」の欄参照)
シ ニ ア 部 門 優 勝 蓑原敬さん (スコアーは「準優勝」の欄参照)
ベ ス ト グ ロ ス 賞 鶴田哲郎さん(第11期 グロス 92)
ニ  ア  ピ  ン  賞 鶴田哲郎さん、河村一雄さん
バ ー デ ィ ー 賞 鶴田哲郎さん

 ベストスリーにグランドシニア(第5期まで)2人、シニア(第6期から 第10期まで)1人が入り、成績は老高若低の様相を呈しました。 また、かつては20名以上の参加が通常で盛況を誇ったこのコンペですが、近時加齢に伴う体調不全、 出張や講演予定等との牴触もあって参加者が減ってきております。

 次回第14回コンペは10月20日(日)を予定しております。新入会員大歓迎いたします。ふるってご参加ください。

 なお、プレー後の懇親会では、当日のファインプレー、珍プレーに関する評論、時事問題解説・意見表明、同窓生消息、 先日の同窓会総会の感想などに亘り活発な発言が交わされ大盛況のうちに閉会となりました。

(アメリカ科同窓会ゴルフ委員会)

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第9回定例総会開催が開催されました

  1. 1. 総会議事
高橋会長
(高橋会長)
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 東京大学アメリカ科同窓会の第9回定例総会は、2013年5月24日(金)午後6時から学士会館203号室において開催されました。 冒頭、高橋照美会長(6期)から、赤門学友会に登録してある38の学部等同窓会の中で、 本同窓会は会員各位の支援によりホームページの充実も図られるなど、活発に活動している部類に属するが、 同窓会活動の一層の活発化のためには会員の数を増やすことも大切であり、 機会あるごとに会員の勧誘にご尽力いただきたいとの挨拶があり、 続いて、山崎泰雄総務部長(15期)から2012年度の会務報告案について、 池真之会計副部長(37期)から2012年度決算案と2013年度予算案についてそれぞれ説明があり、 いずれも全会一致で承認されました。 なお、本年度から導入された終身会費については会計上どのように処理されるかとの質問があり、 終身会費については特別会計の扱いとし、年会費で賄えない不足分を終身会費から補填する形で適切に管理していく方針であるとの回答がなされました。 また、第10回定例総会は、2014年5月23日(金)午後6時から開催されることが決まりましたが、 会場については駒場キャンパス内で開催してはどうかとの意見が出され、今後検討することとなりました。


  1. 2. 講演会
    「最近の航空機事故について―4つの事例をみる」
      講師:鍛冶壯一氏(元毎日新聞社会部編集委員 4期)
講演中の鍛冶壯一氏
(講演中の鍛冶壯一氏)
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 総会に引き続き、鍛冶壯一氏(4期)が、長年にわたる新聞記者として、 また航空専門のジャーナリストとしての取材活動を通じて蓄積されてきた貴重な情報と経験をもとに、 航空機の飛行性能の急速な発達に伴う自動化の進展とその安全運航を担保する組織・人間の在り方について、 大変鋭く興味深い切り口から熱演をしてくださいました。
 300~500名の搭乗定員規模を擁する最新鋭の大型旅客機が5~10分間隔で離着陸を繰り返す現代の航空業界の状況の中で、 安全運航の問題は、会員の圧倒的多数が国際的な業務に携わり世界中を忙しく飛び回っている当同窓会にとっても、 身近で直接的な関心のある大きなテーマであるために、聴衆一同大変興味深くお話を聴かせていただきました。

 お話いただいた4つの事故例からみえてくるのは、日進月歩の技術革新自体のソフト・ハード面の瑕疵もさることながら、 それを使いこなす人間の側に多くの問題が潜んでいるということでした。
 旅客機の運航に直接携わるパイロット自身の資質の問題はもとよりのこと、 機体・機器の適正なメンテナンス体制の維持、技術訓練・健康管理を含む労務管理体制、陸上からの支援体制などなど。
 そして、何よりも重要なのは、安全運航に対する組織全体の日常的な理解・緊張感と倫理観、 それ等が企業・組織の文化として組織全体から個々人のレベルにまで遍く緩みなく確立・定着しているかどうかということでした。
 それでも、予測を超えた緊急事態に直面した時、パニックに陥らずに沈着冷静な判断と状況の許す範囲での適正な行動を取ることの難しさは残ります。  最後は、鍛え抜かれた個人・チームの判断と対応に委ねられます。 その時、将に、日頃から組織内に培われた文化・風土が効いて、真の力が発揮されることを期待したいものです。
 なお、講演録はホームページ カテゴリ6:アーカイブの中の「バックナンバー」に掲載してありますので、ご覧下さい。

(文責:石澤 嘉裕)


  1. 3. 懇親会
新卒業生
(新卒業生:左から
德地さん・富田さん・畠山さん・山地さん・増谷さん)
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 総会および講演会に続いて、懇親会が46名の出席を得て302号室で行われました。 冒頭に高橋会長からオープニングスピーチがあり、本年は出席者も若干増えたばかりでなく、 年齢的にも若い方々の参加増えて好ましい傾向にある、 今後とも、皆で力を合わせて同窓会を盛り上げていって欲しい、との要請がありました。

 続いて、久保田副会長に乾杯の音頭を取っていただいて、暫し歓談に入りました。 恒例の周年幹事からの近況報告は、卒業50周年を迎えた11期を代表して、一澤宏良氏が、 ご自身を含む同期の方々の消息などを披露して下さいました。 続いて、出席されたもう一人の周年幹事で、 今年からアメリカ科の主任教授になられた西崎文子氏(31期)からも同様の報告を頂いたほか、 出席した新卒業生5名(德地洋子氏・富田蓉佳氏・畠山宜久氏・増谷紀成氏・山地善貴氏)の紹介があり、 新卒業生各自からも挨拶がありました。

新入会員
(新入会員:左から 宮本さん・綾川さん・伊藤さん)
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 暫し歓談の後、新入会員3名-宮本実氏(19期)、綾川正子氏(22期)、伊藤諒氏(54期)から自己紹介があり、 出席の会員全員から歓迎の拍手がありました。


二十八期
(28期:左から 三塚さん・山田さん・磯野さん・土屋さん)
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 さらに、28期の皆さま全員(磯野直之氏・土屋京子氏・三塚典子氏・山田圭子氏)が壇上に登り、 誘い合わせて出席して楽しんでいる、これも一つの同窓会の活用方法で、 他の同期の方々にもお勧めするとの心強い披歴がありました。
 お開きに先だって、本年をもって退官された能登路雅子教授(20期)が、長年にわたる皆さまのご協力に対し謝辞を述べられ、 出席者全員より暖かい労いの拍手が送られました。当初の予定をはるかに越えて21時近くに中締めとなりましたが、 多数の会員の方々が居残る盛会の内に散会となりました。


61期卒業生一覧(敬称略・*会員)
大塚 裕介日本たばこ産業株式会社
柏熊 明大 日本学生支援機構
加茂川 城保 トヨタ自動車株式会社
川谷 紘基 関西電力株式会社
德地 洋子* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
富田 蓉佳* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
早嶋 謙 東京大学大学院工学系研究課技術経営戦略学専攻
畠山 宜久* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
前田 悠歩 株式会社コスモスイニシア
増谷 紀成* 丸紅株式会社
妻鳥 航平  
安原 祐貴 株式会社リブセンス
山路 善貴* 住友商事株式会社
和田 聡 住友商事株式会社

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2013年4月16日 (火)

第9回定例総会開催のご案内

東京大学アメリカ科同窓会の第9回定例総会を下記のとおり開催いたします。同期の方々をお誘い合いの上、是非ご出席下さいますようご案内申し上げます。

―記―
1. 日 時: 2013年5月24日(金)18時00分~19時15分
2. 場 所: 学士会館 203号室(千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5936)
3. 議 事: 1) 2012年度会務の報告
2) 2012年度決算、および2013年度予算の承認
3) その他
議事終了後、鍛冶壯一氏(4期)が、「ハイテク旅客機と人間-自動化のメリットと落とし穴」と題して講演をされます。
4. 懇親会: 19時15分より、懇親パーティーを行います。(学士会館 302号室) 懇親会では、懐かしい駒場時代の思い出や将来への夢などを語り合い、 お互い激励し合ってくだされば、同窓会総会も有意義な会になると期待しています。 懇親会会場は21時までですが、その後会館内の喫茶店などで、 それぞれ自由に二次会などをお楽しみください。
5. 会 費:
1) 総会および懇親会費用:8,000円(会場にてお支払い下さい)
2) 同窓会会費:本年度から「終身会費(3万円)」制度が導入されました。(本サイト内の「『終身会費』制度導入決定」をご覧下さい)
①終身会費を
 支払われる方
下記銀行口座に5月末までに30,000円をお振込み下さい。
②年会費を
 支払われる方
総会出席の際会場でお支払いいただくか、または、下記銀行口座に5月末までにお振込み下さい。 なお、2012年度未納の方は2年度分4,000円をお支払い下さい。
  振込先 ;みずほ銀行東京営業部
口座番号;4016397(普通)
口座名 ;東京大学アメリカ科同窓会
6. 出 欠: 下記メールアドレス宛に、4月30日まで にお知らせください。
7. その他:
1) 本年「周年幹事」に該当する11期(1963年卒),21,31,41,51期の幹事の方々は、 是非、本総会にご出席され、本同窓会の運営にご協力くださるようお願い申し上げます。
2) これを機会に入会される方、および本件に関するお問い合わせ、は下記宛にご連絡のほどお願いいたします。
●アメリカ科同窓会事務局
  E-mail:americaka.dosokai@americaka-todai.jp
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2013年・周年幹事会を開催

 3月8日(金)、周年幹事会が学士会館で開催されました。 2009年4月に紙上開催された幹事会で導入された周年幹事制度(詳細は下記参照)にもとづき、 本年、周年幹事に該当する方を招集したほか、卒業55、45、35周年という具合に5の奇数倍の幹事の方にもご案内しました。

 出席者からは、同期のまとまり、同期会の開催状況等について報告があり、 また同窓会入会者・総会出席者の増加策について、および同窓会活性化の見地から活発な意見が出されました。 卒業生に占める女性の割合が高くなってきたこともあり、 女性会員に魅力のある同窓会や総会のあり方を考えていくことも重要との指摘や、 総会への出席者を増やすには、周年幹事が中心になって同期の仲間にこまめに声をかけることに尽きるのではないか、 との意見も出されました。 事務局から、出席の幹事各位に、 ホームページの「会員の消息・動静」を同期会開催についての投稿等に積極的に活用してほしいとの依頼、 及び同期の名簿のアップデートの協力を要請しました。

 頂戴したご意見やご要望は今後の同窓会活動に活かしていくように努めたいと思っております。

(総務部)

周年幹事制度における周年幹事の活動とは次のようなものです。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

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2012年度最優秀卒論賞を授与

新卒業生(第61期)の皆さん
新卒業生(第61期)の皆さん
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2010年の定例総会で在学生に対し「奨学金」を授与することを決定し、これに基づき過去2回、 「最優秀卒論賞」の形で実施しておりますが、今年もこれまでと同様、第3回目の「最優秀卒論賞」を授与しました。 今後ともこの「奨学金」が在学生にとって少しでも励みになることを願っています。

「最優秀卒論賞」の授与に関して、橋川健竜さん(40期)と受賞者3名の皆さんから、 以下のような言葉が寄せられました。

卒業論文審査について 橋川健竜(教養学部准教授)

 アメリカ科では英語による卒業論文は必修であり、また学生にとっては駒場での勉学の集大成でもあります。 今年の卒業論文提出者は14名で、2月初旬に教員、4年生および下級生が参加して、口述審査会が行われました。 今年は特に優秀な論文3本に最優秀卒論賞を授与することになり、 同窓会のご厚意により昨年に引き続いて奨学金も授与することができました。 卒業生の皆様のご配慮に、改めて感謝申し上げます。
 以下は最優秀卒論賞を受賞した德地洋子さん、富田蓉佳さん、畠山宜久さんによるお礼の言葉と論文要旨です。 なお、富田さんの論文は本年度の教養学部後期課程卒業生全員の中でも特に優秀と認められ、 教養学部より本年度の一高賞も受賞しました。
德地洋子
この度は、最優秀卒業論文賞を頂き、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に深く御礼申し上げます。 このような栄誉ある賞を受賞できたことを、大変光栄に思っております。 今後は大学院にて日々研究に励み、アメリカに関する理解や考えを一層深めて参りたいと存じます。
The John Birch Society: An Analysis of a Grassroots Movement in the 1960s
(ジョン・バーチ協会――1960年代における草の根運動の分析)

 1958年にジョン・バーチ協会を創立したロバート・ウェルチは、ドワイト・アイゼンハワー大統領が共産党の支持者であると主張していた。 協会員の多くはウェルチと考えを同じくしてはいなかったが、この陰謀論のため、ジョン・バーチ協会は保守というよりむしろ極右であるとみなされていた。 ウェルチは意思決定権を握って協会員を統制したが、一方で協会員に積極的に活動をすることを求め、その結果、協会の草の根運動は右派の中で最もよく組織されることになった。 そこで、1960年代初めまでは少数にとどまり、全国的な組織を持たなかった保守派は、協会の草の根運動を活用した。 1964年の大統領選挙時には、協会の活動はカリフォルニア州で最も活発化し、保守派のバリー・ゴールドウォーター上院議員が共和党の候補に指名されるのに一定の貢献をした。 しかし、協会員の草の根運動はしばしば不正行為を伴った。 また、ゴールドウォーターは責任ある保守というイメージを確立できないばかりか、ジョン・バーチ協会と同じ極端主義者というイメージを払拭できず、選挙で大敗を喫した。
 ゴールドウォーターの大敗を受け、保守派は、ウェルチだけでなくジョン・バーチ協会員は皆、保守派とは相いれない極端主義者である、と徹底的に批判すると同時に、独自の草の根運動を組織していく。 64年の大統領選挙以後、保守派はある特定の争点を掲げる団体(シングル・イシュー団体)を中心にして、また候補者を直接支援するような草の根運動を展開していった。 ジョン・バーチ協会の運動と比べて変化がみられるが、それは、ウェルチによる権威主義体制のもとで展開された、不正を伴う協会の草の根運動とは一線を画す必要があったためである。 すなわち、保守派は草の根運動の性格を改めることで、思想面と運動面の両方で極端主義との明確な違いを出したと考えられる。
富田蓉佳
 この度は、最優秀卒業論文賞を頂き、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に深く御礼申し上げます。 このような栄誉ある賞を頂けたことを大変光栄に思っております。 4月からは大学院に進学致しますが、アメリカ科で学んだことを活かして一層精進したいと思います。
The Oregon Death with Dignity Act: Its Significance in the History of the Right-to-Die Debate in America
(オレゴン州尊厳死法――アメリカの死ぬ権利をめぐる論争の歴史における意義)

 1994年に成立し、1997年に施行されたオレゴン州尊厳死法は全米で初めて医師による末期患者の自殺幇助を合法化した法律である。 この法律が成立する以前のアメリカでは延命治療を拒否することは許されていたが、自分の死期を早めることは法律上認められていなかった。 オレゴン州尊厳死法は尊厳死の賛成派が患者の自己決定権・自律性の尊重を求めた結果、生まれた法律である。 しかし、末期患者やその家族の証言、オレゴン州会議議事録、判例などを検討すると、この法律を巡っては今でも議論が絶えず、激しい論争が続いていることがわかる。 尊厳死法の賛成派は末期患者には自分がいつ・どのように死ぬかを決める権利があると主張し、尊厳死法は彼らに選択肢を与えると考える。 一方で法の反対派は命の尊さ、医師の役割、法の悪用・乱用の可能性と宗教、医療、倫理の観点から反対した。 すなわち、オレゴン州尊厳死法をめぐる議論の対立軸は、アメリカ人が死をどのように捉えているかにある。 賛成派は人間の死というものは非常に個人的なものであるため、いつ・どのように死を迎えるかは個人に決定権があるべきであると主張する。 一方の反対派は全ての命は尊いので、意図的に生命を縮めることは許されないという議論を展開する。
 オレゴン州尊厳死法の成立と実施が及ぼした影響は主に4つある。 まず、法律はオレゴン州に住む末期患者に自殺幇助の権利を付与した。 次に法律は患者の決断が尊重されるように、従来の医師と患者の関係を変えた。 三つ目に医療倫理において死のあり方に対する見解の違いを明らかにした。 最後に法律はアメリカ人の死生観の再考を促したのである。 そのためオレゴン州尊厳死法は末期患者の自殺幇助の権利を確保しただけでなく、 今後アメリカがどのように尊厳死や最期の決断に対応していくかの道標としても機能していると考えられる。 今後はアメリカ人が持っている死生観、その死生観が形成されるまでの過程、そして死生観の結果である尊厳死法の研究を続けたいと思う。
畠山宜久
アメリカ科同窓会のご厚意により最優秀卒業論文賞をいただきましたことに、心からお礼を申し上げます。 4月からは地域文化研究専攻の大学院で勉強を続け、この論文の論点をさらに深めてゆきたいと思います。
Disney’s EPCOT and American Urban Development: Reconsidering Their Mutual Influences during the 1960s
(エプコットとアメリカにおける都市開発――1960年代に両者が相互に与えた影響の再考)

 ウォルト・ディズニーが1965年に建設計画を公表した実験型未来都市(Experimental Prototype Community of Tomorrow, EPCOT)について、 ディズニーの独創とみなす見解が一般的には有力だが、実際にはEPCOTは1960年代当時の様々な都市計画・復興案の複合体である。 EPCOTをディズニー研究の視点のみならず、都市中心部の荒廃(「都市の危機」)がアメリカ社会の関心事となっていた同時代の文脈に位置付けると、 この計画がなぜ1960年代の終わりとともに消えざるを得なかったかが見えてくる。 EPCOTとそれに付属する工業団地は、具体的には都市計画家ビクター・グルーエンの理想都市計画や、スタンフォード工業団地と類似する点が多かった。 例えば、グルーエンは自らの著作で都市の地下を階層化し、自動車交通と歩行者を分離することを主張しているが、 これはディズニーが歩行者の安全を確保するためにEPCOTで試そうとしたこととほとんど同じである。 その他、敷地の用途区分や公共交通機関の整備の方針に見られる類似をはじめ、 グルーエンの都市計画やスタンフォード工業団地の運営方針は、EPCOTに強い影響を与えた可能性が高い。
 当時のディズニー社には、EPCOT計画を推進するのに必要な要素が整っていた。 まず、ディズニーランドでは大勢の来場者が混乱なく敷地内を行き交っており、 このことは実験都市運営におけるディズニーの空間・群衆管理能力の高さを予想させた。 その後ディズニーはニューヨーク世界博覧会 (1964-65) のために合計4つの出し物を制作したが、この交渉の際に、 ディズニーはアメリカ中の大企業の研究所を回って、将来のEPCOT建設に欠かせない大企業とのコネクションづくりに努めた。 さらに、ディズニー自身の大衆的人気も世界博の年にピークを迎え、ディズニー社の事業拡大に弾みをつけた。
 ところが、ディズニーの死亡した1960年代後半には、アメリカでの実験都市建設や都市再開発の機運は下火になった。 またこのころ、若年層を中心にディズニー式の管理方法に異議を唱える人々が現れ、ディズニーランドの空間・群衆管理スキルに対する信頼が揺らいだ。 これらの事例の検討から、EPCOT計画の進展と消滅は、 1)ディズニーの新事業に伴うリスクを恐れない姿勢、2)ディズニーランドにおける空間・群衆管理の成功、3)ウォルト・ディズニー自身の大衆的人気の3つすべてが、 偶然にも「都市の危機」に対する都市計画家らによる具体的な解決案と同時期に現れ、また消えていったことを意味すると考えられるのである。

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2013年2月 5日 (火)

中西尚道元会長のご逝去を悼んで

同窓会前会長 伊原総三郎

故中西尚道元会長氏
故中西尚道元会長
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アメリカ科同窓会の中西尚道初代会長は 昨年8月28日に逝去なされました。 アメリカ科同窓会ホームページの紙面をお借りして、同窓会幹部とも相談し、中西さんのご逝去を悼み、 お亡くなりになったお病気のご様子や昔の思い出話をお書きして、中西会長追悼記を記す事と致しました。

 中西さんのご令室、宜子様は立派なお医者様で、ご自分の病院でご主人を看病なさり、 最後をお見届けなされた宜子様のお気持は如何ばかりかとお察し申し上げ、心からお悔やみ申し上げます。

 宜子様のご報告によると、中西さんのご病気は“間質性肺炎”で昨年の6月半ばに呼吸が不調となり、 人口呼吸器もお付けになられました。  宜子様との会話はなさっておられましたが、永く睡眠が続いたとお聞きしています。 2ヶ月ほどはお元気でおられましたが、その後、次第に呼吸困難と間質性肺炎が進行して、 真に悲しいお知らせですが、8月28日に逝去なされました。
 宜子様から、
「お医者様や看護師の方々も全力を尽くして下さいましたが、矢張り寿命だったのでございましよう。 最後は、苦しみもせず、眠るように逝ってくれました。それだけが慰めでございます。 生前には 本当に親しくお付き合いを頂きまして、お礼の申しようもございません。 葬儀の後始末も少しずつ片付き、私も忙しい毎日から落ち着きを取り戻し、お陰様で医院を再開する運びとなりました。」
とご鄭重なお手紙を頂きました。宜子様のお心には どんな言葉もお慰めには至らぬと思いますが、 ただ一つ申し上げたいのは 初代中西会長のお蔭で、東大教養学科アメリカ科同窓会が立派に組織化され、 毎年同窓会の総会を行い、活発な同窓会活動を続けております。アメリカ科同窓会会員が揃って、 中西元会長のご尽力に衷心より御礼申し上げます。有難うございました。

 中西さんは東大教養学科ご卒業のあと、NHKに入社され、社会生活、与論研究を探求するNHKの放送与論調査所(現 放送文化研究所)に配属され、 公共放送と社会、与論の動向とを交流させる先駆者となられました。 また、その後米国にも出向し、米国においては、公共の放送内容とその折々の社会情勢、 与論の大勢とのマッチングをどのように図っているかも研究され、様々な放送プログラムの基本の流れが、 その時々の社会状況、多くの国民の与論動向を組み入れた時代の動向と一致した放送内容になるよう没頭されました。
 NHKを退職された後、文教大学の情報学部教授から教文学部教授を経て、学長も勤められました。
 ここで、アメリカ科の学生の頃の思い出話を思い出し、報告致したいと思います。 1953年の夏も終わり、アメリカ科第二期生の我々も卒業後の就職を目ざし活動を始める頃でありました。 ある秋の日、中屋先生を囲んで、卒業後の職業選択をいかに進めるかを話し合っていた時、 中屋先生は、就職は勤務先が有する特徴と社風が自分の性格や得意分野と合致する事が大切だと強調されて、 第二期生我々の就職への心構えを諭されました。そして先生は「第一期生の就職状況を見ると、 この点が十分合致し、生かされているのは中西だ」とおっしゃいました。 「中西は細かい事には拘らず、大勢を把握して事を進める性格だ。一点突破型ではなく、大勢をうまく纏める術を心得ている。 要すれば 彼は欠点のない男だ」とおっしゃいました。
 中屋先生ご指摘のこの中西前会長のご人格は、高橋照美現会長が作り上げられたアメリカ科同窓会の綿密なご活躍と相携えて、 アメリカ科同窓会を構築し、アメリカ科同窓会の成功の基礎を構築したと思っております。

 先般、宜子様とお話をした際に、中屋先生が 中西元会長は欠点がない、 大勢を把握して小事には拘らない優しい性格だといっておられた事をお伝えいたしました。 その折宜子様は「本当に優しい性格で小事には拘らないので、家庭で夫婦喧嘩はした記憶はない」と言っておられました。

中西元会長のご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げ、追悼記を記しました。謹んで黙祷をささげます。

(2013年2月2日)


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ゴルフ会報告~丸山秀治さん(第4期)が初優勝~

 10月21日泉カントリー倶楽部で開催された第12回アメリカ科同窓会ゴルフコンペは快晴、無風、適温の三拍子が揃った稀にみるゴルフ日和に恵まれました。 あまりに環境がよく風景を愛でたりし気が散ったせいか成績の方は総じて低調、二桁グロスの選手は4名にとどまりました。 その中、丸山秀治さん(第4期)が堅実にスコアをまとめられ見事初優勝を遂げられました。グランドシニア部門の優勝とダブル受賞でした。 当ゴルフ会の中核をなす第10期生諸氏が都合により全員欠場となりましたこともあり参加総勢13名と若干さびしいコンペとなりましたが次回ふるっての参加が期待されます。

受賞者を列記しますと以下のとおりでした。

優         勝 丸山秀治さん (第4期 ネット72.2)
準    優    勝 河村一雄さん (第13期 ネット73.0)
第    3    位 小松健男さん (第2期 ネット73.2)
ラ ッ キ ー セ ブ ン 賞 大山賢治さん (第20期 ネット79.4)
ベ ス ト グ ロ ス 賞 河村一雄さん (グロス92)
ニ  ア  ピ  ン  賞 橋本安騎夫さん (第13期)2本
鶴田哲郎さん (第11期)
グランドシニア部門優勝 丸山秀治さん
シ ニ ア 部 門 優 勝 榊由之さん (第7期)

次回コンペは5月26日(日)を予定しております。

(アメリカ科同窓会ゴルフ委員会)


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