« 2015年10月 | メイン | 2016年10月 »

2016年5月

2016年5月19日 (木)

第4~6期卒業の方々から寄稿を頂きました

 第4期、第5期、第6期の方々から寄稿頂きました。 何れもアメリカ科進学を含めて、教養学科の草創期、恩師や授業風景、 そしてその学びが社会で如何に役立ったかなど、思いの籠った寄稿です。
 画面の都合で題名と冒頭の文章のみ表示していますが、何れも興味深い内容です。
 ぜひPDFの各アイコンをクリックして、全文をご一読されるようお薦めいたします。

寄稿・
投稿日
寄稿・
投稿者
寄稿・投稿文
2015年11月 新井 龍二
(4期)

パイオニア精神

 教養学科を志したのは、経済学などの専門科目を学ぶに当たっては、 幅広い教養の裏付けが重要で、 特定の国を、歴史、政治、経済、社会、文化などの分野で総合的に研究することが、 広い教養を身に着ける手掛かりになろうと考えたからだ。・・・

04ki-kiko-arai.pdf

2015年11月 島村 力
(4期)

中屋健弌先生のことなど

「アルバイトはやめろ。就職は安心しろ」 ──初めてアメリカ科の部屋でお会いした時、先生が強調されました。 当時、受験生相手の通信添削、模擬試験、受験雑誌『αβ』の出版、サンデースクールなどをやっていた、 東大文化指導会というアルバイト団体にのめり込んでいた私にはショックでした。 でも、結局は二足のわらじを履きつづける結果になりました。・・・

04ki-kiko-shimamura.pdf

2015年11月 深田 恒夫
(5期)

思い出すことども 〜そして今〜

私たち5期生は1957年(昭和32年)卒業です。 茫々60年 薄れかけた記憶の糸を手繰りながら 中屋先生にかかわるわたくしのとても個人的な思い出、 そして老境の今を報告して、諸兄姉の卓越した論説の間の埋め草としたいと存じます。  中屋健弌先生 昭和30年前後働き盛りでいらしたと思います。・・・

05ki-kiko-fukada.pdf

2015年12月 児玉 佳與子
(5期)

中屋先生の薫陶-アメリカ科の思い出-

東京大学入学当時、総長は、矢内原忠雄先生でした。 先生のことは、祖父母や父母などからよく聞いていました。 第二次世界大戦中、平和主義の立場から、正義や非戦論を主張し、 厳しく植民地主義的な戦争を批判されたため、東大を追われてしまわれたこととか、 『嘉信』という雑誌を編集しながら、ご自宅で「土曜学校」を開いておられたことなど。・・・

05ki-kiko-kodama.pdf

2016年1月 高橋 照美
(6期)

アメリカ科で学んだことで我が人生は・・・

齢80を数えるに至って我が人生を顧みるとき、 いつも何かの出会いがあって、それがその後の私の人生に1本の糸となって繋がり、 そのような糸が幾つも織り重なってその後の私の人生を形作ってきたという感じである。 何か、決定的に大きな出来事があって、それが大きく私の人生を変えたという訳ではないが、 アメリカ科で過ごした2年半が、その後の私の人生に少なからず影響を与えたことは間違いないと思う。・・・

06ki-kiko-takahashi.pdf

※PDFファイルを閲覧するには、PDF閲覧ソフトが必要です。
以下のリンク先からPDF閲覧ソフト[Adobe Acrobat Reader]がダウンロード(無償)できます。
Adobe Acrobat Reader のダウンロードサイト


ページ上部へ戻る

第6回 周年幹事会を開催(2016/3/4(金))

 2015年度の周年幹事会(以下「幹事会」)が学士会館で開催されました。(19時~21時) 本会は周年幹事制度(下記注)の円滑な実施のため、 年一回開催し周年の幹事と同窓会役員間の意見交流を図っています。
 10の周年に該当する幹事(14/24/34/44/54の各期)に加え、 5の周年に当たる19/29/39/49/59期の幹事の方、併せて前年の経験の踏襲のため、 前年の周年幹事も参加しています。

 出席者から、同期・同窓のまとまり状況や近況、 同期会の開催状況等についての報告があり、また同窓会入会者・総会出席者の増加策、 住所不明者の解消、および同窓会活性化の見地から活発な意見が出され、 同窓会役員からは同窓会の現況(資料)と5月定例総会の準備状況の説明があり、 総会への出席依頼がなされています。
 会長から、幹事会が総会に次ぐ重要な機関であり、 幹事を中心にした各期の横の繋がりが中核となって同窓会の縦の繋がりが更に活かされる重要な役割を担って頂いている事、 配布した欠席者の近況報告集も参考に、周年を契機とし同窓と誘い合わせて、 全体交流の場の総会に積極的に参加して欲しいとの話がありました。

主なご意見は以下のとおりです。

  • 周年を意識した同窓会開催等の勧めや、 女性を中心としての同窓会の企画等で同窓会を活性化してはどうか。
  • 卒業年で期を区切っているが、留年とかで1-2年前後の同窓との交流が深い方もいるので、 「周年」も入学年等も考慮してはどうか。 (東大のホームカミングデイで実施の周年学年会は卒業年、 入学年も明示。(今年は10月15日(土))開催。)
  • 「期」のまとまりや同期会の開催では同期生の個性や主任教授との結びつき、 転勤や世話役の有無などが影響し、「期」毎に大きく異なる。 卒業以来一度も全員で集まった事がなかった「期」もあれば、 気の合う人たちだけが集まっている「期」もある。 ただ海外勤務等で思いがけず同窓に会い、 集いが拡大したり再開したりした経験がある。(毎回同様な経験が披露されています。)
  • 必ずしも同窓ではないが、 在学時の所属サークルの繋がりやスポーツを通じた繋がりが年次を超えて維持されて、 繋がりが広がっている事も参考にどうか。
  • 若い人へのバトンタッチを如何にするかの問題が肝要。
  • 会長から在校生と同窓会との交流の機会を考えたいとの発言がありました。

 閉会挨拶で、会長から同窓会は同期会という横の繋がりを縦に繋いでいく役割を担っており、 周年幹事が中心になって、同期の方に加え関係ある上下の同窓の方にも総会に出席して頂くよう、 こまめに声かけをお願いしますとの話があり、閉会しました。

(総務部)
(注) 周年幹事制度は2009年4月幹事会(紙上開催)決議で導入されたものです。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

ページ上部へ戻る

2015年度最優秀卒論賞を授与(2016年3月)

 同窓会では2010年定例総会の決定に基づき、 在学生に毎年「奨学金」(「最優秀卒論賞」)を授与しております。
 2015年度も(第7回)「最優秀卒論賞」を授与させて頂きました。 今後ともこの「奨学金」が在学生のみなさんに励みとなってくれることを願っています。
((右写真)第64期新卒業生の皆さん)
(+) 画像拡大

卒業論文審査について 橋川健竜(総合文化研究科准教授)
 アメリカ科では英語による卒業論文は必修であり、 また学生にとっては駒場での勉学の集大成でもあります。 今年の卒業論文提出者は7名で、1月末に教員、 4年生および下級生が参加して、口述審査会が行われました。 今年は特に優秀な論文1本に最優秀卒論賞を授与することになり、 同窓会のご厚意により昨年に引き続いて奨学金も授与することができました。 卒業生の皆様のご配慮に、改めて感謝申し上げます。
 以下は最優秀卒論賞を受賞した北代遼さんによるお礼の言葉と論文要旨です。
北代 遼(きたしろ りょう)
 この度は、最優秀卒論賞を頂き、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に、心より御礼申し上げます。 このような栄誉ある賞を頂けたことを大変光栄に思います。 今後も、アメリカ科での経験を活かし、就職先でより一層精進してまいります。
Misunderstanding, Miscalculation, and Mistrust: The Dissolution of the Partnership between J. William Fulbright and Lyndon B. Johnson during the Vietnam War, 1963-1968
(誤解、誤算、そして不信―ベトナム戦争期におけるJ・ウィリアム・フルブライトとリンドン・B・ジョンソンの協力関係崩壊について―)

 ベトナム戦争において、1963年末から1968年初頭の期間は転換期である。 当時の大統領、リンドン・B・ジョンソンは、 1964年8月のトンキン湾事件後に、議会からベトナム戦争の白紙委任状を受けた。 翌年、彼は初めて米軍地上部隊をベトナムに派遣した。 その後も合衆国は戦争を拡大し続けたが、戦況は悪化する一方であった。 そして、1968年の3月、彼は米軍の段階的な撤退と北爆縮小を命ずるとともに、 自身の次期大統領選挙への不出馬を表明したのである。
 ジョンソン大統領がベトナム戦争拡大を決断する過程については、 「機会」を基準に、多くの研究がなされてきた。 例えば、ジョンソン大統領は戦争拡大反対者の意見を聞く機会があったのか。 また、当時、彼は誰と議論を交わす機会を設けていたのか。 しかし、より重要なのは、その機会において、ジョンソン大統領が反対者の助言に耳を傾け、 政策を変更する意思があったかどうかである。 そこで、本論文では、ジョンソン大統領による彼の政策に反対する政治家への対応を、 彼の性格や信条から分析を試みた。 特に、ジョンソン大統領と当時のアメリカ上院外交委員会委員長のJ・ウィリアム・フルブライトとの関係に着目した。 彼はトンキン湾決議の際、旧友であるジョンソン大統領への多大な信頼を表明した。 しかし、戦況が悪化するにつれ、ジョンソン大統領への不信を募らせていった。 1966年、フルブライトは、ベトナム戦争問題に関する公聴会を開催した。 この公聴会で、彼はジョンソン政権を糾弾し、その後は、国内での反戦運動拡大に大きく貢献した。
 当時の冷戦の状況が、ジョンソン大統領に「ドミノ理論」を受け入れやすくしていたということは重要である。 それゆえ、彼は、マクナマラ国防長官やラスク国務長官などを信頼し、戦争拡大を進めたのである。 一方で、彼は戦争拡大反対者を重要な会議から排除し、その助言を受けることを避けようとしていた。 当時、反対者がジョンソン大統領に助言する機会はあった。 しかし、彼がその助言を傾聴し、政策を変える可能性は殆どなかったのである。 1966年の公聴会は、こうした彼の言動に対するフルブライトの不信の結果である。 議員の反対意見には耳を傾けないことを察したフルブライトは、この公聴会により、 世論の反戦機運を高め、ジョンソン政権のベトナム政策を転換させようとしたのである。

ページ上部へ戻る

第18回アメリカ科同窓会ゴルフ ~優勝は久保田会長、次回は5月17日(火)~

 同窓会の中心行事のひとつ、ゴルフコンペ(第18回)は2015年10月18日(日)、 好天のもと、泉CCにて開催されました。
 参加者は、グランドシニアの伊原大先輩(2期)以下、10名でした。

結果は下表の通り、久保田会長のブッチギリの優勝でした。
各クラスの名誉あるベストグロス(BG)は、 グランドシニアが蓑原さん(6期)、 シニアは優勝の久保田会長(10期)、 ジュニアは(この呼称、ちょっと抵抗がありますが)唯一100を切った一澤さん(11期)となりました。

なお、当会独自の持ち点は、上位3者に対して+5,+3、+1、下位3者に対し 夫々-1、-3、-5を加えた結果、下記の新持ち点となります。

<次回(第19回)> 5月17日(火) 9:00(South から4組)スタートの予定です。
  曜日を平日(火)に変更し、参加費用もパーテイ代含め2万円強としていますので、奮ってご参加下さい。

 また、優勝カップ「高橋(前会長)杯」は第19回を以って最終とし、次々回(第20回、今秋予定)を取り切り戦とする予定です。

(文責 河村 一雄)

氏 名
(期)
S
o
u
t
h
E
a
s
t
G
r
o
s
s
HDCPNet



Net

備考 調




久保田 誠一
10(Sr.)
50 50 100 25.274.8 ±0 74.8優勝 BG(Sr)
水平賞
5 5
木下 紘一
13(Jr.)
60 55 115 36.079.0 -2 77.0準優勝大波賞 3 1
野上 義二
13(Jr.)
52 51 103 22.880.2 -1 79.23位 1 ±0
蓑原 敬
6(G.Sr.)
49 51 100 20.479.6 1 80.64位 BG(G.Sr.)
NPx1
河村 一雄
13(Jr.)
52 52 104 25.278.8 2 80.85位 水平賞
藤井 希祐
10(Sr.)
52 51 103 24.079.0 3 82.06位
鶴田 哲郎
11(Jr.)
57 52 109 28.880.2 2 82.27位 大波賞 -1 1
大山 賢治
20(Jr.)
50 55 105 21.683.4 ±0 83.4BB -3 -3
一澤 宏良
11(Jr.)
46 50 96 14.481.6 2 83.69位 BG(Jr.)
NPx2
-5 -3
伊原 総三郎
2(G.Sr.)
NR

(アメリカ科 同窓会ゴルフ委員会)


ページ上部へ戻る

第12回定例総会は5月20日(金)に開催 -東大駒場にて-

 東京大学アメリカ科同窓会は第12回定例総会を東大駒場キャンパスにて開催いたします。
 同期の方々をお誘い合わせの上、是非ご出席下さいますようご案内申し上げます。

―当日の予定―
1. 日 時: 2016年5月20日(金)18時00分~ (途中参加でも差支えありません)
2. 場 所: 東大駒場キャンパス内 ファカルティ・ハウス1階 セミナー室
(なお当日の連絡はレストラン「ルヴェ・ソン・ヴェール」
                 03-5790-5931)
3. 定例総会議事: 1) 2015年度会務報告
2) 2015年度決算と監査報告、及び2016年度予算の審議
3) 役員改選(正副会長、監査)
  講演会
(総会後~19:10)
「僕とアメリカ科と都市計画」講師【蓑原敬氏(6期)】
  懇親会
(19:10~20:30)
引き続きセミナー室で懇親パーティーを開催します。
4. 総会・懇親会費: 8千円
5. 同窓会会費: 年会費(2千円)又は終身会費(3万円)を会場にてお支払頂けます。
なお、既に終身会員の方は[4.総会・懇親会費]のみのお支払です。
  総会欠席の方は下記の銀行口座宛てに同窓会費のご送金をお願いします。(期限:5月末)
   
振込先 ;みずほ銀行東京営業部
口座番号 ;4016397(普通預金)
口座名 ;東京大学アメリカ科同窓会
6. 「周年幹事の方」  
 本年が「周年」となられる幹事の方々(14期(1966年卒)、24、34、44、54期)は、 総会にご出席頂いて、本同窓会の運営にご協力くださるようお願い申し上げます。
7. その他
 準備の都合上、下記事務局に出欠のご連絡をお願いしております。  これを機にご入会をお考えの方や本件に関するご照会がございましたら下記までご連絡下さい。
  アメリカ科同窓会事務局 E-mail:americaka.dosokai@americaka-todai.jp

ページ上部へ戻る