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2017年6月

2017年6月 1日 (木)

アメリカ科バッファロー会(15期)、同期会を開催(2016年11月22日)

 15期生同期9名は来年卒後50周年を迎えますが、在学中は中屋先生のご指導のもと 良く学びよく遊ぶ仲間で、先生から15期生の会をバッファロー会と命名して頂きました。
卒業後も同期の結婚式ばかりでなく、14期生の結婚式にも押しかけ、いつの間にか14期生と 15期生の合同の会になり、更には奥方も同伴の会になりました。
東北震災の後には福島に隠居した中里夫妻のお見舞いを兼ねて十数名で福島・会津若松を訪ねました。

周年幹事と役員
(14期・15期合同会食会)
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 毎年11月に14期・15期合同の会食会を浜君の手配により国際文化会館で開催しています。 今年も11月22日(金)に宍戸・浜両夫妻と有賀・石澤・山崎・岩崎の各氏の8名と出席者は 少なめでしたが無事開催されました。

 先ず4月に14期で毎日新聞社OBの高山さんが逝去されたとの報に接し、同期の宍戸さんの 音頭で献杯をしました。毎回美味しいワインとフランス料理に舌鼓を打ちながら、学生時代に 一緒に知床・八幡平・八ヶ岳などを旅した思い出で盛り上がり、またリタイアー後の今でも 中国旅行からの帰国直後の人や翌日から旅行に出掛ける人が3名もいる等皆元気に溌剌と 生きている様子でした。

 来年の50周年記念バッファロー会は今年と同じ11月同日に国際文化会館で開催する事を約し、 全員参加を誓って会場を後にしました。

(岩崎 芳史 記)



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アメリカ科同窓会ゴルフ ~優勝は一澤副会長、次回は2017年5月19日(金)~

 ゴルフコンペ(第20回)は2016年10月14日(金)、快晴のゴルフ日和のもと、 いつもの通り鶴田先輩のご配慮により、泉カントリー倶楽部で行われました。

結果は下記の通り、一澤先輩が当コンペ独特の「持ち点」(-3)を有効に 利用され優勝されました。おめでとうございます。

尚、今回で高橋前会長のご寄贈による優勝カップは最終となり、次回、 これまでの優勝者による「取り切り戦」となります。
次回(第21回)は2017年 5月19日(金)(アメリカ科同窓会総会(5/20)の前日)、 East コース (9:30 から4組)です。(皆さん、予定に入れておいて下さい)

(コンペ結果)
順位 氏名 West South Gross HD
CP
D/P
Net
調整 最終 次回
優勝 一澤 宏良 11 50 47 97 20.4 76.6 -3 73.6 +2
2位 高橋 照美 6 54 50 104 22.8 81.1 -6 75.2 -3
3位 野上 義二 13 48 49 97 21.6 75.4 0 75.4 +1
4位 大山 賢治 20 59 52 111 32.4 78.6 -3 75.6
5位 河村 一雄 13 54 49 103 28.8 76.2 +2 76.2
6位 橋本 安騎夫 13 48 57 105 26.4 78.6 -1 77.6
7位 藤井 希祐 10 48 46 94 19.2 74.8 +3 77.8
8位 蓑原 敬 6 60 58 118 34.8 83.2 -5 78.2
9位 久保田 誠一 10 55 56 111 33.6 77.4 +5 82.4
10位 榊 由之 7 57 54 111 27.6 83.4 0 83.4 -1
B/B 木下 紘一 13 72 58 130 36.0 94.0 +1 95.0 -2
12位 鶴田 哲郎 11 68 63 131 36.0 95.0 +1 96.0 -4
*賞金: 優勝~3位、7位とB/B。ベストグロス(綜合、各グループ)はグロス欄に下線。
*次回: 今回の上位3者、下位3者には夫々+5、+3、+1、-1,-3、-5が与えられ、それによる次回の持ち点です。

(ゴルフ会 幹事 河村)


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2017/3/10(金) 第7回 周年幹事会

周年幹事と役員
(周年幹事と役員)
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 2016年度の周年幹事会(以下「幹事会」)が学士会館で開催されました。(19時~21時)
 幹事会は周年幹事制度(下記注)の円滑な実施のため、年1回開催され、同窓会役員も 参加して意見交流を図っています。
 今回の周年は1桁目が5の幹事ですが、10の倍数の幹事もx5周年で対象となります。 併せて、前年の経験の踏襲のため、前年の周年幹事もお呼びしています。

 1. 会長挨拶
 久保田会長から、幹事会が総会に次ぐ重要な機関であり、幹事を中心にした各期の横の 繋がりが中核となって同窓会の縦の繋がりが更に活かされる重要な役割を担って活動して 頂いている事への感謝と共に、昨年総会で当日の業務都合欠席が多く出て低調となった事への 対応で、総会の日時・場所を見直し、初めて土曜15時開催とし東大本郷開催としており、 是非周年を契機として全体交流の場である総会へ、同期・同窓を誘い合わせて参加して欲しいとの話があった。

 2. 同窓会現況説明と5月定例総会の案内
 宮本総務部長から、同窓会HPが障害中であり早期再建を検討中であると説明され、 配布された資料を基に、役員側から①同窓会の運営・活動状況の説明、②同期への 5月定例総会出席勧誘の依頼、③幹事会欠席者からの近況メッセージ紹介、④総会出席 の年代別で低参加の世代(特に若年)の参加勧誘策への意見依頼、等がなされた。

 3. 自由討議
 各幹事から、自身の近況も含めて同期・同窓のまとまり状況や近況、同期会の開催状況等に ついて報告があり、また、同窓会入会者・総会出席者の増加策、住所不明者の解消、および 同窓会活性化の見地から役員を含めて意見交換を行った。
 昨年の周年対象の幹事からは周年を意識した同窓会開催等の紹介があり、併せて女性を 中心とした同窓会の企画等での活性化提案等もあった。

  • 幹事からは昨年と同様、「期」のまとまりや同期会の開催では同期生の個性や主任教授との結びつき、転勤や世話役の有無などが影響し、「期」毎に大きく異なる事が紹介された。卒業以来一度も全員で集まった事がなかった「期」もあれば、気の合う人たちだけが集まっている「期」もある。ただ海外勤務等で思いがけず同窓に会い、集いが拡大したり再開したりしたとの経験が今回も披露された。
  • 卒業年で期を区切っているが、留年とかで1-2年前後の同窓との交流のほうが深い方もいるので、「周年」も入学年等も考慮してはとの話があった。

 4. 閉会挨拶
 久保田会長から、同窓会HPが大学のドメインが使えなくなった為、年初から検索できない状態であるが、 現在、新ドメインを取得してHPを再建する準備をしており、早晩、復旧する予定である事、回復後は 継続して続けている、各期の卒業生の寄稿をHPにて紹介する事業を今年も続けるとのお話があった。  併せて、これらのアメリカ科勉学と現在をテーマした沢山の寄稿を製本化で、後学に残す検討を 推進中との話があった。
 このようなツールも活かし、周年幹事が中心になって同期の方に加え関係ある上下の同窓の方にも 総会に出席して頂くよう、こまめに声をかけて頂きたいとの話があって、議事を終了した。(以上)

(総務部)
(注) 周年幹事制度は2009年4月幹事会(紙上開催)決議で導入され、以下の内容です。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

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(2017年3月)2016年度最優秀卒論賞を授与

 同窓会では2010年定例総会の決定に基づき、卒業を迎える在学生に 毎年「奨学金」(「最優秀卒論賞」)を授与しており、2016年度(第7回目)も 授与させて頂きました。
 この「奨学金」の制度が今後も在学生の皆さんの励みとなってくれることを願っています。

(第65期 新卒業生の皆さん)
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卒業論文審査について 橋川健竜(教養学部准教授)

 アメリカ科では英語による卒業論文は必修であり、また学生にとっては駒場での 勉学の集大成でもあります。 今年の卒業論文提出者は3名で、1月末に教員、 4年生および下級生が参加して、口述審査会が行われました。 今年は特に優秀な論文1本に最優秀卒論賞を授与することになり、 同窓会のご厚意により 昨年に引き続いて奨学金も授与することができました。 卒業生の皆様のご配慮に、 改めて感謝申し上げます。
 以下は最優秀卒論賞を受賞した中塚麻実さんによるお礼の言葉と論文要旨です。
中塚 麻美(なかつか あさみ)
 この度は、最優秀卒業論文賞を頂き、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に心より御礼申し上げます。このような栄誉ある賞を 頂けたことを大変光栄に思います。今後も、アメリカ科で学んだことを活かして 就職先でより一層精進して参りたいと思います。
The Heritage Movement and the Significance of Nostalgic Images in Disneyland
(ヘリテージ運動とディズニーランドにおけるノスタルジック・イメージ)

 ディズニーランドは、カリフォルニア州アナハイムに1955年7月にオープンして以来、 アメリカで最も人気のある観光地の一つとして多くの人々を魅了してきた。 アメリカ文化におけるその存在感の大きさから、ディズニーランドに関して、 とりわけ園内の建物やアトラクションのテーマ設定に見られる過去志向性や ノスタルジックなイメージについて、多くの研究がなされてきた。

 しかしながら、それらの研究はディズニーランドそのものだけに焦点を絞ったものであり、 同時代の他の歴史公園や史跡など(heritage sites)との関係を論じたものは少ない。 第二次世界大戦後、生活様式や価値観の変化や冷戦の緊張感によって社会全体で不安感が増し、 自国の伝統や歴史への興味・関心がアメリカ社会で高まった。この時期、テレビや雑誌でアメリカの 「過去」をテーマにしたものが盛んに作られるとともに、コロニアル・ウィリアムズバーグを はじめとする多くの博物館や歴史公園、史跡などが市民に人気を博していったのである。 この動きのことを「ヘリテージ運動」と呼ぶ。本論文では、ディズニーランドをこの運動の中で 捉えることで他の歴史公園などとの類似点・相違点を明らかにするとともに、ディズニーランドの ノスタルジックなイメージの文化的意義を明らかにすることを試みた。

 本論文では、①国の過去に対して、②個人の過去に対して、という2種類のノスタルジアについて、 個々のアトラクションを取り上げ分析した。国の過去に関わるアトラクションとしては、南北戦争という 国難を取り上げたGreat Moments with Mr. Lincolnと20世紀における家事の機械化を賞賛する Carousel of Progressを、個人の過去に関わるアトラクションとしては、世紀転換期の中西部の街並みを 理想化して提示したMain Street, U.S.A.と子供時代に誰もが見た「ディズニー映画」に基づく Snow White’s Scary Adventuresを取り上げた。

 ディズニーランドでは、他の史跡・歴史公園と同様に、あるテーマ・目的のために 選択され理想化された過去が描かれ、ナショナルな価値観が賛美される一方で、それらは 「真正性(authenticity)」を伴わない「エンターテイメント」として大衆に消費される。 また、特にアメリカ人の集合的記憶としての子供時代を描き、またその記憶それ自体となることで、 大衆に強い共感を呼びナショナルな連帯を生み出す場となっているのである。

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