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2013年8月 8日 (木)

第9回定例総会開催が開催されました

  1. 1. 総会議事
高橋会長
(高橋会長)
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 東京大学アメリカ科同窓会の第9回定例総会は、2013年5月24日(金)午後6時から学士会館203号室において開催されました。 冒頭、高橋照美会長(6期)から、赤門学友会に登録してある38の学部等同窓会の中で、 本同窓会は会員各位の支援によりホームページの充実も図られるなど、活発に活動している部類に属するが、 同窓会活動の一層の活発化のためには会員の数を増やすことも大切であり、 機会あるごとに会員の勧誘にご尽力いただきたいとの挨拶があり、 続いて、山崎泰雄総務部長(15期)から2012年度の会務報告案について、 池真之会計副部長(37期)から2012年度決算案と2013年度予算案についてそれぞれ説明があり、 いずれも全会一致で承認されました。 なお、本年度から導入された終身会費については会計上どのように処理されるかとの質問があり、 終身会費については特別会計の扱いとし、年会費で賄えない不足分を終身会費から補填する形で適切に管理していく方針であるとの回答がなされました。 また、第10回定例総会は、2014年5月23日(金)午後6時から開催されることが決まりましたが、 会場については駒場キャンパス内で開催してはどうかとの意見が出され、今後検討することとなりました。


  1. 2. 講演会
    「最近の航空機事故について―4つの事例をみる」
      講師:鍛冶壯一氏(元毎日新聞社会部編集委員 4期)
講演中の鍛冶壯一氏
(講演中の鍛冶壯一氏)
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 総会に引き続き、鍛冶壯一氏(4期)が、長年にわたる新聞記者として、 また航空専門のジャーナリストとしての取材活動を通じて蓄積されてきた貴重な情報と経験をもとに、 航空機の飛行性能の急速な発達に伴う自動化の進展とその安全運航を担保する組織・人間の在り方について、 大変鋭く興味深い切り口から熱演をしてくださいました。
 300~500名の搭乗定員規模を擁する最新鋭の大型旅客機が5~10分間隔で離着陸を繰り返す現代の航空業界の状況の中で、 安全運航の問題は、会員の圧倒的多数が国際的な業務に携わり世界中を忙しく飛び回っている当同窓会にとっても、 身近で直接的な関心のある大きなテーマであるために、聴衆一同大変興味深くお話を聴かせていただきました。

 お話いただいた4つの事故例からみえてくるのは、日進月歩の技術革新自体のソフト・ハード面の瑕疵もさることながら、 それを使いこなす人間の側に多くの問題が潜んでいるということでした。
 旅客機の運航に直接携わるパイロット自身の資質の問題はもとよりのこと、 機体・機器の適正なメンテナンス体制の維持、技術訓練・健康管理を含む労務管理体制、陸上からの支援体制などなど。
 そして、何よりも重要なのは、安全運航に対する組織全体の日常的な理解・緊張感と倫理観、 それ等が企業・組織の文化として組織全体から個々人のレベルにまで遍く緩みなく確立・定着しているかどうかということでした。
 それでも、予測を超えた緊急事態に直面した時、パニックに陥らずに沈着冷静な判断と状況の許す範囲での適正な行動を取ることの難しさは残ります。  最後は、鍛え抜かれた個人・チームの判断と対応に委ねられます。 その時、将に、日頃から組織内に培われた文化・風土が効いて、真の力が発揮されることを期待したいものです。
 なお、講演録はホームページ カテゴリ6:アーカイブの中の「バックナンバー」に掲載してありますので、ご覧下さい。

(文責:石澤 嘉裕)


  1. 3. 懇親会
新卒業生
(新卒業生:左から
德地さん・富田さん・畠山さん・山地さん・増谷さん)
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 総会および講演会に続いて、懇親会が46名の出席を得て302号室で行われました。 冒頭に高橋会長からオープニングスピーチがあり、本年は出席者も若干増えたばかりでなく、 年齢的にも若い方々の参加増えて好ましい傾向にある、 今後とも、皆で力を合わせて同窓会を盛り上げていって欲しい、との要請がありました。

 続いて、久保田副会長に乾杯の音頭を取っていただいて、暫し歓談に入りました。 恒例の周年幹事からの近況報告は、卒業50周年を迎えた11期を代表して、一澤宏良氏が、 ご自身を含む同期の方々の消息などを披露して下さいました。 続いて、出席されたもう一人の周年幹事で、 今年からアメリカ科の主任教授になられた西崎文子氏(31期)からも同様の報告を頂いたほか、 出席した新卒業生5名(德地洋子氏・富田蓉佳氏・畠山宜久氏・増谷紀成氏・山地善貴氏)の紹介があり、 新卒業生各自からも挨拶がありました。

新入会員
(新入会員:左から 宮本さん・綾川さん・伊藤さん)
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 暫し歓談の後、新入会員3名-宮本実氏(19期)、綾川正子氏(22期)、伊藤諒氏(54期)から自己紹介があり、 出席の会員全員から歓迎の拍手がありました。


二十八期
(28期:左から 三塚さん・山田さん・磯野さん・土屋さん)
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 さらに、28期の皆さま全員(磯野直之氏・土屋京子氏・三塚典子氏・山田圭子氏)が壇上に登り、 誘い合わせて出席して楽しんでいる、これも一つの同窓会の活用方法で、 他の同期の方々にもお勧めするとの心強い披歴がありました。
 お開きに先だって、本年をもって退官された能登路雅子教授(20期)が、長年にわたる皆さまのご協力に対し謝辞を述べられ、 出席者全員より暖かい労いの拍手が送られました。当初の予定をはるかに越えて21時近くに中締めとなりましたが、 多数の会員の方々が居残る盛会の内に散会となりました。


61期卒業生一覧(敬称略・*会員)
大塚 裕介日本たばこ産業株式会社
柏熊 明大 日本学生支援機構
加茂川 城保 トヨタ自動車株式会社
川谷 紘基 関西電力株式会社
德地 洋子* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
富田 蓉佳* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
早嶋 謙 東京大学大学院工学系研究課技術経営戦略学専攻
畠山 宜久* 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
前田 悠歩 株式会社コスモスイニシア
増谷 紀成* 丸紅株式会社
妻鳥 航平  
安原 祐貴 株式会社リブセンス
山路 善貴* 住友商事株式会社
和田 聡 住友商事株式会社

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