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2014年4月

2014年4月11日 (金)

第10回定例総会を開催します — 今年は駒場で!-

東京大学アメリカ科同窓会の第10回定例総会を下記のとおり開催いたします。 同期の方々をお誘い合いの上、是非ご出席下さいますようご案内申し上げます。

―記―
1. 日 時: 2014年5月23日(金)18時00分(間に合わない方は懇親会のみの出席も可)
2. 場 所: 東大駒場キャンパス内 ファカルティ・ハウス1階 セミナー室
場所はこちら
http://www.komed.c.u-tokyo.ac.jp/ilovekomaba/location.htm
(当日の連絡先はレストラン「ルヴェソンヴェール」 03-5790-5931)
3. 議 事: 1) 2013年度会務の報告
2) 2013年度決算、および2014年度予算の承認
3) 会長、副会長、監査の選出
4) その他
議事終了後、facebook Japan代表取締役 岩下充志氏(39期)が、 「10億人と100万社を繋ぐプラットフォーム:facebookの個人と企業の活用について」と題して講演をされます。
4. 懇親会: 19時10分より、懇親パーティーを行います。
懇親会では、懐かしい駒場時代の思い出や将来への夢などを語り合い、 お互い激励し合ってくだされば、同窓会総会も有意義な会になると期待しています。
5. 会 費:
1) 総会および懇親会費用:8,000円(会場にてお支払い下さい)
2) 同窓会会費:昨年度から「終身会費(3万円)」制度が導入されました。(本サイト内の「『終身会費』制度導入決定」をご覧下さい)
①終身会費を
 支払われる方
総会出席の際会場でお支払いいただくか、または、下記銀行口座に5月末までに30,000円をお振込み下さい。
②年会費を
 支払われる方
総会出席の際会場でお支払いいただくか、 または、下記銀行口座に5月末までにお振込み下さい。 なお、2013年度未納の方は2年度分4,000円をお支払い下さい。
  振込先 ;みずほ銀行東京営業部
口座番号;4016397(普通)
口座名 ;東京大学アメリカ科同窓会
6. 出 欠: 下記メールアドレス宛に、4月30日まで にお知らせください。
7. その他:
1) 本年「周年幹事」に該当する12期(1964年卒),22,32,42,52期の幹事の方々は、 是非、本総会にご出席され、本同窓会の運営にご協力くださるようお願い申し上げます。
2) これを機会に入会される方、および本件に関するお問い合わせ、 は下記宛にご連絡のほどお願いいたします。
アメリカ科同窓会事務局
  E-mail:americaka.dosokai@americaka-todai.jp
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第4回 周年幹事会を開催

 2014年3月7日(金)、周年幹事会が学士会館で開催されました。2009年4月に紙上開催された幹事会で導入された周年幹事制度(詳細は下記参照)にもとづき、本年、周年幹事に該当する方を招集したほか、昨年周年幹事に該当された方、並びに本年卒業55、45、35周年という具合に5の奇数倍の幹事の方にもご案内状を出しました。 出席者からは、同期のまとまり、同期会の開催状況等について報告があり、また同窓会入会者・総会出席者の増加策について、および同窓会活性化の見地から活発な意見が出されました。主なご意見等は以下のとおりです。

  • 「期」のまとまり具合や同期会の開催などは、同期生の個性や主任教授との結びつき、世話役の有無などにより、「期」によってバラバラ。
    卒業以来一度も全員で集まった事のない「期」もあれば、気の合う人たちだけで集まっている「期」もある。同期で集まらなくてもSNSで繋がりを保っている若い世代もある。
  • また、在校生と卒業後間もない数期の卒業生が集まるというイベントも開催されており、上下の繋がりの大切さは意識されていると感じられる。
  • 卒業生に占める女性の割合が高くなってきており、育児中の女性でも出席できるような環境整備など、引き続き女性会員に魅力のある同窓会や総会のあり方を考えていくことが重要。
  • 教わった先生に総会・懇親会で会えるというのはインセンティブになるのではないか。会員の如何を問わず、教員の方々に出席を依頼することを検討してはどうか。
  • 次回総会ではfacebook Japan 社長の岩下充志氏(39期)に講演をお願いしているが、若い会員の多数参加が期待できるのではないか。
  • 昨年は、5月初めに総会出席予定者名を未返信者、欠席通知者にメール配信し、出席を促した。このような方法で出席するケースもあろうが、事前に出席者が分かるとサプライズがなくなる逆効果も指摘された。

 頂戴したご意見やご要望は今後の同窓会活動に活かしていくように努めたいと思っております。

(総務部)

周年幹事制度における周年幹事の活動とは次のようなものです。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

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2013年度最優秀卒論賞を授与

(第62期 新卒業生の皆さん)
(第62期 新卒業生の皆さん)
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2010年の定例総会で在学生に対し「奨学金」を授与することを決定し、 これに基づき過去3回、「最優秀卒論賞」の形で実施しておりますが、 今年もこれまでと同様、第4回目の「最優秀卒論賞」を授与しました。 今後ともこの「奨学金」が在学生にとって少しでも励みになることを願っています。



卒業論文審査について 橋川健竜(教養学部准教授)

アメリカ科では英語による卒業論文は必修であり、 また学生にとっては駒場での勉学の集大成でもあります。 今年の卒業論文提出者は5名で、2月初旬に教員、 4年生および下級生が参加して、口述審査会が行われました。 今年は特に優秀な論文1本に最優秀卒論賞を授与することになり、 同窓会のご厚意により昨年に引き続いて奨学金も授与することができました。 卒業生の皆様のご配慮に、改めて感謝申し上げます。
 以下は最優秀卒論賞を受賞した鎌田皐綾さんによるお礼の言葉と論文要旨です。
鎌田 皐綾(かまた さあや)

この度は、最優秀卒業論文賞をいただきまして、誠にありがとうございます。 アメリカ科同窓会の皆様に、心より御礼申し上げます。 このような栄誉ある賞をいただけましたことを大変光栄に思いますと同時に、 大学院でも研究を続けていく身としまして、大変励みとなりました。 今後も一層精進して参りたいと思います。
Changing Attitudes toward Latino Immigrants in California: Proposition 187 and Its Aftermath
(カリフォルニアにおけるラティーノ移民に対する態度の変化――住民提案187号とその後――)

 1994年、カリフォルニア議会で不法移民に対する州の医療、 教育等を含む公共サービスの禁止等を内容とする住民提案187号が可決され、 住民投票でも過半数の支持を得た。 ラテンアメリカからの不法移民を標的とするこの提案を推進したのは、 オレンジ郡に住む反ラティーノ移民活動家と、同州共和党、 特に当時の州知事ピート・ウィルソンだった。 同案には連邦の法・政策に反する内容があり、直ちに裁判所により施行が差し止められ、 最終的に連邦最高裁判所でも違憲とされ、施行に至らなかった。 しかしその後も同州では、州内でアファーマティブ・アクションを廃止する住民提案209号(1996年)、 州の公立学校における二言語教育の廃止を図る住民提案227号(1998年)、 と二つの反ラティーノ移民的な法案が通った。
 1990年代の反ラティーノ感情・運動の高まりには要因が複数あった。 ラティーノ移民の大幅な増加による急激な人口構成の変化は、 多数派であった白人の危機感を煽った。 そして同州は第二次世界大戦期の経済好況以来、 初の深刻な長期不況に陥っていて、産業のリストラクチャリングも進んでいた。 住民の不満は高まり、ウィルソン知事が州の財政問題の矛先をラティーノ移民に向け、 政治化したことで、反ラティーノ移民感情が一気に高まったのである。
 しかしその後1998年からの好況の中、住民はラティーノ移民が州の財政的負担ではなく経済的貢献をしており、 また懲罰的な政策だけでは根本的な解決にならないことを悟り始めた。 その後は州財政が悪化しても、経済が不調でも、反ラティーノ的な運動は大きな力をもたなくなった。 また住民提案187号に危機感を覚えたラティーノ移民が数多く有権者登録し、 市民権も得るようになり、かつラティーノ政治家が増えたことも重要である。 共和党を含め同州政治家は、政治力を高めたラティーノを無視できなくなっていて、 州知事は近年、包括的な移民政策の重要性を強調している。
 住民提案187号以後、連邦政府は米墨の国境警備強化など厳しい移民政策をとる傾向にあり、 不法移民に大規模に合法的移民の地位を付与するアムネスティも実現していない。 だがカリフォルニア州は、強烈な反ラティーノ移民の感情・運動からむしろ急速に脱却してきており、 現在では、不法移民への運転免許取得の許可や、移民学生への高等教育学費補助など、 変化している地域の状況に対応すべく現実的・実践的な政策が実施されている。 ラティーノ移民が国内で最も多く居住し、全国の人口構成の変動に先駆けているカリフォルニアは、 ラティーノ移民に対する向き合い方を合衆国全体に問いかける役割を果たしているのではないか。

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