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2013年12月

2013年12月17日 (火)

第15期の仲間で福島旅行

 15期の仲間9名は「クラブ・バッファローズ」と命名して、 毎年秋に国際文化会館で夫婦同伴で会食会を行って旧交を暖めている。 今年は中里君が隠居した福島へ「クラブ・バッファローズ福島復興支援ツアー」と銘うって、 14期の相澤夫妻も含めて総勢12名で、10月17日から18日にかけて行った。 台風一過の福島駅に集合し、レンタカーに分乗して磐梯スカイラインに向った。 勇壮な眺望と紅葉を楽しみ、日暮れ前に野地温泉ホテルに到着した。 白濁色の湯に浸ってから夜の宴会となり、中里君より震災後の福島の状況の説明を受けた。

 翌日は猪苗代湖の周囲を巡ってから、新島八重の故郷会津若松に入った。 最初に訪れた会津藩の学校「日新館」では、文武・天文等幅広い学問を教えていたのには感心した。 昼食の輪っぱ飯は古い建物で情緒豊かであった。 鶴ヶ城は観光客で溢れていた。 見事な天守閣で会津地方が一望できたが、城内に展示された若き白虎隊の悲惨な最後は会津藩の悲しき歴史を象徴していた。 その後郡山駅に向い、中里夫妻に見送られて新幹線で帰京した。 震災後の福島の現状に若干ながら触れつつ、裏磐梯・会津地方の秋を堪能できた有意義な旅行であった。

(15期 岩崎芳史)

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第14回アメリカ科同窓会ゴルフ ~降雨のためコンペは流れるも懇親会が盛り上がる~

 10月20日泉カントリー倶楽部、13名全員がレストランに勢揃いしてスタートを待ち構えましたが、 前日の天気予報を裏切りゴルフ場の雨足は強くなる気配でありましたので、その場で決が採られ コンペは中止となりました。 茨城の日本オープン、千葉の富士通レディースの両方とも強雨のため サスペンド・中止となりましたことを斟酌しますと穏当な決断ではなかったかと思われます。

 折角のお集まりでありましたので倶楽部の特別室を借り、 9時から12時までたっぷり時間をかけて懇親会を行うことができました。 年長の方から順に近況報告やよもやま話をいただきました。 出席者のほとんどがビジネスの第一線から身を引いておられ、 話題の中心はやはり知られざる中屋先生の遺徳を偲ぶ形の思い出話でありました。 なかには今まで聞いたことのないマル秘話の開陳もあり興味の尽きない懇話会の様相を呈しました。 久保田さん(第10期)から「今ではいろいろな大学でリベラルアーツ(教養)教育を強化する動きが出ているが、 東大教養学科こそその先覚者であり、アメリカ科はパイオニアの役割を担ってきたのである。 その歴史的意義を主任教授であった中屋健弌先生の遺徳をしのびながら記録に留めおく必要があるのではないか。 同窓生のご協力をいただきたい。」との発言があり、大方の賛同が寄せられました。

 多くの方々から趣味の世界も含め現在専念されていることごとにつき説明をいただき一同興味深く拝聴しました。 就中、岩崎さん(第15期)がここ3年かかって習得されたという防御的古武術の実演は 感嘆の拍手を呼ぶに足る見事なものでありました。

 次回第15回コンペは2014年5月24日(土)(泉カントリー倶楽部)を予定しております。 新入会員大歓迎いたします。ふるってご参加ください。

(アメリカ科同窓会ゴルフ委員会)

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第2期卒業の方々から寄稿がありました

 アメリカ科草創期における恩師や授業風景、そして学んだことが社会に出て如何に役立ったかなど、 諸先輩の思い出を綴った寄稿がありました。いずれも興味深い内容ですので是非ご一読をお薦めいたします。 各寄稿文の冒頭のみを転記しましたが、PDFのアイコンをクリックすると、全文が読めます。

寄稿・投稿日 寄稿・投稿者 寄稿・投稿文
2013年11月 明石 康(2期)

教養学科、優れた先生方

 都心の広大な青山墓地の一角に外人墓地がある。 その入口に石原慎太郎氏が東京都知事の時に建立した顕彰碑がある。 それには「わが国近代化に指導的役割を果たされた」外国人の偉業や功績を称え、 それを後世に伝えるためのものであると記されている。 外国人嫌いの政治家だったはずなのにと、やや意外な感じを受けずにおられない。

教養学科、優れた先生方
教養学科、優れた先生方.pdf

2013年11月 小松 健男(2期)

ガルブレイスと中屋、小原両先生

 バンブルビーは現在の流体力学では飛べない構造である。 にも拘わらず現実には大気中を堂々と飛翔している。 この現実を見れば、流体力学の理論を変えなければならない。
 資本主義終焉の主張もこれと同様だ。 現実のアメリカ経済は順調に発展している。 此れを理解するためには新しい理論が求められる。 1952年(昭和27年)ガルブレイスはこのような序文で“American Capitalism” を刊行した。

ガルブレイスと中屋、小原両先生
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2013年11月 今井 正明(2期)

教養学科、国際化を学んだ頃

 私が教養学科への進学を志したのは、 教養学科の説明会で矢内原忠雄教養学部長が “これからの日本で必要とされるのは、長谷川如是閑のような、 英語で言えば、バートランド・ラッセルのような国際的教養人を育てる事“ と言われたことによる。 リベラルアーツという言葉に初めて接したのも、その頃と思う。

教養学科、国際化を学んだ頃
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2013年11月 伊原 総三郎(2期)

アメリカ科で学んだ事が社会人になった後に如何に役立ったか  一卒業生の実例について

光輝く実り多き教養学科アメリカ科 二年間の学園生活

 教養学科アメリカ科で学んだ二年間は、 今思い返して見ても、自分の人生の中で最も光輝く、 大変充実した楽しい学生時代であった。 その理由を考えて見れば、 第一に同期生が十人と少なく授業は少人数のセミナー方式であり、 素晴らしい教授陣から、厳しく個人授業に近いご薫陶を頂いた事、 特に中屋先生には、極めて厳しい授業により鍛えられた上に、 中屋スキー教室の第一期生として志賀高原や長野県の山々の山スキーを楽しみ、 駒場の学園生活のみならず自然の中でも公私共に厳しく鍛えられたお陰である。

アメリカ科で学んだ事が社会人になった後に如何に役立ったか  一卒業生の実例について
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