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2011年4月

2011年4月15日 (金)

アメリカ科同窓会定例総会のご案内

東京大学アメリカ科同窓会の第7回定例総会を下記のとおり開催いたします。

1. 日 時: 2011年5月27日(金)18時30分~19時30分
2. 場 所: 神田錦町 学士会館 203号室
3. 議 事: 1) 2010年度会務の報告
2) 2010年度決算、および2011年度予算の承認
3) その他
議事終了後、昨年NHKで放映された大河ドラマ「龍馬伝」のプロデューサー、土屋勝裕氏(42期・現名古屋放送局チーフプロデューサー)が、「龍馬伝 ―大河テレビドラマ制作の裏話」と題して講演をされます。
4. 懇親会: 19時30分より、懇親パーティーを行います。
5. 交 通: 地下鉄
① 神保町(半蔵門線、都営新宿線、都営三田線)
② 竹橋(東西線)
③ 新御茶ノ水(千代田線)
6. 出 欠: 4月中旬までに、会員および未入会の方に案内状を送付します。同封の返信葉書にて、4月30日までにお知らせください。なお、案内状が届かない方は、下記事務局までご連絡ください。
また、当日ご欠席の方は、2011年度会費などを下記宛に、5月31日までに、ご送金下さいますようお願いいたします。
  1. 1) 会員(入会金を納入済みの方)で、2010年年度会費を納入済みの方は2011年度会費として、2,000円
  2. 2) 会員で2010年度会費を未納の方は、(1)に加えて、2010年度会費2,000円計4,000円
  3. 3) 未入会の方は、(1)に加えて、入会金として、別途 3,000円計5,000円
振込先:みずほ銀行本店  口座番号 4016397(普通)
座名:東京大学アメリカ科同窓会
7. 本件に関するお問い合わせは下記宛にお願いいたします。
アメリカ科同窓会事務局:americaka.dosokai@americaka-todai.jp

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周年幹事会を開催

2011年3月2日(水)、周年幹事会が学士会館で開催されました。2009年4月に紙上開催された幹事会で導入された周年幹事制度(詳細は下記参照)にもとづき、2010年と2011年に周年幹事に該当する方を招集したほか、卒業55、45、35周年という具合に5の奇数倍の幹事の方にもご案内しました。

忙しい中お集まりいただいた出席者からは、同窓会会員や総会への出席者を増やすためのアイディアや同窓会活動の活性化策など活発な意見が出されました。例えば、定例総会は平日の夜に開催されているが、勤め人や小さなお子さんを抱えた女性会員にとっては、週末の昼の開催のほうが出席しやすいのではないかというご意見もありました。また、昨今の厳しい状況の下で就職活動をしている在学生にとって、先輩から情報を得ることの有難味が増しており、同窓会名簿のアップデート(特に勤務先欄)をしてほしいとの要望も出されました。

(総務部)

周年幹事制度における周年幹事の活動とは次のようなものです。
  1. 1) 当同窓会の周年幹事は、卒業50、40、30、20、10周年の会員とする。
  2. 2) 周年幹事は、総会や、同窓会ゴルフ会などの行事に、積極的に参加して頂く。
  3. 3) 総会後の懇親会の席上で、出席の周年幹事は自己紹介を行い、同期会の活動や仲間の近況などを披露する。
  4. 4) 各周年幹事の代表は、同窓会業務部が主宰する講演会、懇親会等の行事について協力する。
  5. 5) 必要に応じて、各周年幹事の代表と同窓会関係部(業務部、総務部、ゴルフ委員会)との打合せ会を開催する。

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最優秀卒論に賞金を授与

竹内聡志さんと長尾有希子さん
(竹内聡志さんと長尾有希子さん)
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昨年の定例総会で在学生に対し「奨学金」を授与することを決定しましたが、具体的には最優秀卒業論文に対する賞金という形で実現しました。今年は東日本大震災のため安田講堂での卒業式は取りやめとなり、3月24日教養学部全体の卒業式が900番教室で行われ、その後、地域文化研究学科は18号館ホールで学位授与式を行ない、簡単な立食パーティのあと、アメリカ科研究室で最優秀卒業論文賞の発表と表彰を行ないました。今年の最優秀卒論賞につきましては、長尾有希子さんと竹内聡志さんの2名に決定し、それぞれに表彰状とともに同窓会から賞金が授与されました。


新卒業生とアメリカ科教員の皆さん
(新卒業生とアメリカ科教員の皆さん)
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今年アメリカ科を卒業した59期生9名のうち、出席できたのは6名でしたが、それぞれが日本にとって大きな試練の時に社会に巣立っていく抱負を語り、元気良く駒場キャンパスをあとにしました。

同窓会からの最優秀卒業論文に対する賞金の授与は今年が初めてでしたが、これを継続することにより在学生にとって少しでも励みになることを期待しています。


賞金の授与に関して、能登路雅子さん(20期)と受賞者の方々から、以下のような言葉が寄せられました。

アメリカ科最優秀卒業論文賞について
教養学部教授 能登路雅子
アメリカ科では英語による卒論は必修であり、また学生にとっては2年半のアメリカ科での勉学の集大成でもあります。以前より優秀な卒論に対する表彰制度を設けておりますが、このたび、同窓会のご厚意によりまして、賞金も授与できることになりました。卒業生の皆様のご配慮に心から感謝申し上げます。今年の卒論提出者は11名で、1月末に教員、4年生および下級生全員が参加して、口述審査会が行なわれました。
以下は最優秀卒論賞を受賞した長尾有希子さんと竹内聡志さんによるお礼の言葉と論文要旨です。

長尾有希子
はじめに、最優秀卒業論文賞受賞にあたり、アメリカ科同窓会の皆様に厚く御礼申し上げます。このような栄誉ある賞を頂けたことを大変光栄に思っております。4月からは社会人となりますが、アメリカ科で学んだことを忘れず今後も精進していきたいと考えております。私の論文の要旨は以下のとおりです。

Children's Entertainment and Multiculturalism in the United States: Race, Ethnicity and Dolls
(アメリカ合衆国における子供の遊びと多文化主義―人種・エスニシティと人形)

現在のアメリカ合衆国には様々な人種・エスニシティの人々が暮らしており、それを反映して様々な肌の色・身体的特徴を持った人形やキャラクターが存在する。これらの子供の文化はアメリカ社会とマイノリティ・グループの関係と呼応して進化してきた。かつては差別的なものが多かったがマイノリティ・グループの人口増加、購買力の向上、そして働きかけによって差別的なものの多くは排除された。しかし、様々な実験から黒人の子供は黒人よりも白人の人形を好む傾向にあることが示されている。自分の人種に対する彼らの認識を改善させる方法の一つとしてより多くの様々な人種・エスニシティの人形やテレビに登場するキャラクターを取り入れることが挙げられる。しかし、これらを製造する企業は教育機関ではなく、一義的な目的は利益追求であるために必ずしも表現が的確であるとは言えず、人種・エスニシティの商品化を促しているとも考えられる。子供の文化は彼らに自分たちの人種・エスニシティに対して肯定的なイメージを持たせ、なおかつ彼らの周りに存在する様々な人種・エスニシティの人々を受け入れ理解することを促すものであるべきである。

今日、様々な人種・エスニシティを扱う玩具や番組があることは、その歴史的背景からしても一定の評価にあたいする。しかし、多くのアメリカの子供が白人の人形を好むことや人種・エスニシティの区分がより多様化していること、そして教育的な商品と人種・エスニシティの商品化の区別の難しさという問題は依然として残ったままである。

竹内聡志
このたびは、アメリカ分科最優秀卒業論文賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。思いもかけぬことに驚いておりますが、このような栄誉ある賞を頂き、大変光栄に存じます。今後ともアメリカ分科で培った知識を活用・発展させていけるよう、日々邁進して参ります。

The Pendleton Act of 1883: Its Significance in the History of Civil Service Reform
(1883年ペンドルトン法―公務員制度改革史におけるその意義)

この論文の目的は、アメリカの公務員制度の歴史において、ペンドルトン法が果たした役割とその意義を再評価することにある。アメリカでは1820年代から大統領やその政党に公務員の任命権が委ねられる、いわゆる「スポイルズシステム」が広がっていった。このシステムは政治主導的な行政化を促進する一方、しばしば賄賂や汚職の温床となり、能力を伴わない公務員の増加などが問題となった。これを受けて19世紀半ばから公務員制度の改革運動が始まり、その結果1883年に能力・実績主義に基づいた公務員制度(いわゆるメリット・システム)や非政党的な公務員像を規定したペンドルトン法が成立した。

しかし、政党間の妥協の産物として生まれた結果、成立当初から幾つもの構造的欠陥を抱えており、そのことが後にニューディール期におけるさらなる改革運動を誘発するきっかけを与えてしまったと言える。ペンドルトン法は、旧来のスポイルズシステムの残滓を残していたがゆえに、その後の公務員制におけるスポイルズ的要素とメリットシステムの両立というジレンマの起点としての役割を果たしたのである。

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同窓会へのご連絡

事務局では会員の皆様からのお問い合わせや情報提供を受け付けております。
以下のような質問や情報がありましたら、事務局にご連絡ください。

  • アメリカ科同窓会に入会したい。
  • 会員になっているが、会費の納め方が分からない。
  • 同期や知り合いの会員の連絡先を知りたい。
  • 同期や知り合いの会員の異動について情報を持っている。
  • 海外に転勤するが、そこには会員がいるだろうか。
  • ホームページを通して、会員に知らせたい情報がある。
  • 講演会であの会員の講演を聴きたい。

アメリカ科同窓会事務局:americaka.dosokai@americaka-todai.jp

(総務部)

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名簿記載内容の更新について

アメリカ科同窓会の会員名簿はアメリカ科卒業生名簿と兼用の形で2007年に発行されました。その後は定例総会の案内状送付作業等の過程で判明した変更に基づき原簿を更新しております。しかしながら、会員の皆様からのご連絡がないと更新がされないままとなるおそれがあります。

つきましては、住所、電話番号、(パソコン用)メールアドレス、勤務先、名字等、名簿に記載されている内容に変更が生じた場合は速やかに事務局までご連絡ください。なお、ご連絡いただいた内容は、いずれ会員の皆様にお配りする会員名簿で公開されます。公開を希望されない方は、その旨付記してください。

また、TODAI for tomorrow(以下TFT) に会員登録されている場合は、TFT会員がTFT会員の個人情報を更新すると、アメリカ科同窓会の名簿記載内容も自動的に更新される仕組みとなっております。TFTの活用もご検討ください。
(TFTについては http://www.alumni.u-tokyo.ac.jp/tft/ をご覧ください)

会員名簿は同期やお知り合いの会員の方々の消息を知る大事な手がかりです。是非タイムリーな更新にご協力をお願いいたします。

アメリカ科同窓会事務局:americaka.dosokai@americaka-todai.jp

(業務部)

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